「もう1匹迎えたいな…」そんな気持ちが芽生えたのは、先住猫ラッキーとの暮らしが安定してきた頃でした。
ラッキーは自由気ままで遊び好き、わたしにとって初めての猫で、すっかり家族の一員になっていました。
そんな中、新たに家族として迎えることにしたのが、バーマンの女の子・ルナ。
ふわふわの毛並みと甘えん坊な性格にひかれて、「この子ならラッキーとも仲良くできるかも」と思ったんです。
この記事では、そんなルナを迎えてからの初めての共同生活を振り返りながら、わたしが感じたこと、工夫したことをお伝えしていきます。
新入りルナの到着、ラッキーの反応は?
ルナをお迎えしたその日、わたしの心は期待と不安でいっぱいでした。
先住猫ラッキーにとっては初めての“妹”の登場。
性格が違う2匹がうまくやっていけるのか、わたし自身も未知の体験に緊張していたのを覚えています。
ここでは、ルナの到着とラッキーの初反応、そして飼い主として心がけたことをお話しします。
バーマンのルナを迎えるまでの準備
ルナを迎える前にしたことは、ラッキーの環境をなるべく崩さないようにしつつ、ルナ専用のスペースを用意することでした。
新しいベッド、トイレ、お皿、爪とぎ…すべてラッキーとは別に配置。
お互いのにおいに慣れるまで、別々の部屋で過ごすように計画しました。
また、わたし自身がルナを迎える心の準備も整えておく必要がありました。
ラッキーへの接し方に変化が出ないよう、今まで以上に愛情を注ごうと決めていたんです。
対面初日のドキドキ
ルナが我が家に来た日、まずはキャリーごしにラッキーとご対面。
ラッキーは少し驚いた様子で、距離を保ちつつじっと観察していました。
一方のルナはというと、怯える様子もなく好奇心いっぱいの目で周囲を見回していたのが印象的でした。
その日は、無理に近づけたりはせず、別室にルナを移動。
においの交換や、声のやりとりを通して、まずは存在を認識してもらうことを重視しました。
ラッキーの変化と飼い主の戸惑い
ルナが来て数日は、ラッキーが少し神経質になったように感じました。
甘え方がいつもより強くなったり、ルナの鳴き声に敏感に反応したり…。
やきもちだったのかもしれません。
わたしはラッキーの気持ちを最優先に考え、毎日たっぷり声をかけ、抱っこや遊びの時間も欠かしませんでした。
多頭飼いは猫だけでなく、飼い主のバランス感覚も試されるんだなと、身をもって実感した出来事でした。
同じ空間での過ごし方に工夫したこと
ラッキーとルナが一緒に過ごすようになるまでには、いくつかの工夫が必要でした。
突然環境が変わることで、どちらかがストレスを感じたり、思わぬトラブルが起こることもあります。
だからこそ、同じ空間で穏やかに暮らすためにできることを、ひとつひとつ丁寧に試していきました。
ここでは、わたしが実践した具体的な工夫を紹介します。
食事・トイレ・寝床の配置
まず最初に意識したのが「生活ゾーンの分け方」です。
ごはんの時間にトラブルにならないよう、ラッキーとルナには別の場所で食事をさせ、食べ終わるまでは近づかないようにしました。
トイレもそれぞれの場所に設置して、においや使用の混同が起こらないように。
寝床に関しても、ルナには窓辺にあるキャットタワーの中段、ラッキーにはリビングの一角にお気に入りのクッションを配置しました。
そうすることで「自分の場所」があるという安心感を持ってもらえたようです。
一緒に遊ぶ時間と個別の時間
ふたりが遊ぶ時間も、最初は短めに設定。
ラッキーが飽きる前に遊びを切り上げて、無理なく楽しめるよう心がけました。
また、ルナは体力も好奇心も旺盛なので、個別にしっかり遊ぶ時間も確保。
これが意外と効果的で、お互いに「遊びを共有する=楽しい時間」として認識するようになったのか、次第にふたりの距離が近づいていきました。
特に、羽根つきのおもちゃやレーザーポインターはふたりとも大好きで、夢中になって追いかける姿が印象的です。
ケンカにならないように配慮したこと
ふたりの性格が違うからこそ、最初のうちは些細なことで緊張感が走ることもありました。
ラッキーはマイペースなので、突然ルナが近づいてくると嫌がることも。
そのため、わたしはふたりの行動をよく観察し、どちらかがストレスを感じていそうなときは無理に関わらせず、間に入って静かな時間を作るようにしました。
また、ラッキーが落ち着ける“避難スペース”を確保しておいたことで、逃げ場があるという安心感も持たせることができたと思います。
ルナの新しい生活に見えた適応力
新しい環境にやってきたルナは、最初こそ少し緊張しているように見えましたが、驚くほど早くわが家の暮らしに馴染んでいきました。
バーマンらしい“辛抱強さ”と“社交的な性格”が、ラッキーとの共同生活にも良い影響を与えてくれたように思います。
ここでは、そんなルナの適応力を感じたエピソードをお届けします。
初めての環境への反応
家に来た初日は、さすがにちょっと戸惑った様子のルナ。キャリーから出ると、そっと隅っこに身を潜めて様子をうかがっていました。
でも、好奇心は隠せないようで、すぐに家の中を探検し始めたのが印象的でした。
ふわふわのキャットタワーに登ったり、ラッキーのにおいがついたクッションをクンクンしたり。
ルナの中で「ここは安全な場所なんだ」と思えた瞬間から、どんどん行動範囲が広がっていったようです。
ラッキーとの距離の縮め方
ルナはとにかく“積極派”。
ラッキーの様子を見ながら、少しずつ近づいていく姿には、こちらが驚かされました。
お姉さん気質のラッキーは、最初こそ「ちょっと近すぎない?」という顔をしていたけれど、ルナの空気を読むような甘え方に、すぐに心を許したようです。
遊ぶ時間も、最初はそれぞれ別々に過ごしていましたが、今では同じおもちゃを交互に追いかける姿を見ることが増えました。
まるで、ルナがラッキーに「大丈夫だよ」と優しく語りかけているみたいで、本当にほっこりします。
ルナの甘え方と変化
ルナはとても甘えん坊。
わたしが座るとすぐに膝に乗ってきたり、寝る前には必ず枕元で「にゃっ」と鳴いてくれます。
でも、ラッキーが近くにいるときは、ラッキーを優先するように見えるときもあって、そんな空気を読む優しさもルナらしいなと感じます。
お迎えから数ヶ月、すっかり家族の一員になったルナは、ラッキーとわたしにとってかけがえのない存在になりました。
飼い主としての気づきと今後の展望
ルナを迎えて、わたしの中でいちばん大きかったのは「多頭飼いって、想像以上に奥深い」という気づきでした。
性格の違うラッキーとルナ、それぞれに合わせて日々の暮らし方を工夫することで、猫たちだけでなく自分自身の心も柔らかくなった気がします。
ここでは、そんな日々の中で感じたことと、これからのふたりへの思いをお話しします。
多頭飼いを始めて学んだこと
「猫は猫同士で育む関係がある」というのは、実際に多頭飼いをしてみて初めて実感しました。
ラッキーとルナがお互いを必要としている瞬間、たとえば雷の日に寄り添う姿や、一緒に窓辺でお昼寝する姿を見ると、わたしが思う以上に深い絆が育っているんだと気づかされます。
そんなふたりを見守ることで、わたし自身も“家族とは何か”を改めて考えるようになりました。
性格の違いがもたらす癒し
自由気ままなラッキーと、甘えん坊なルナ。
正反対のようで、実はお互いにない部分を補い合っているように見えます。
ラッキーがルナに譲る場面があったり、ルナがラッキーに寄り添う姿を見ていると、「違いこそが調和を生むんだな」と思わされるんです。
猫同士の相性や性格の違いは、多頭飼いの難しさでもありますが、それ以上に癒しや学びの宝庫。
わたしはこのふたりの関係を、これからもずっと見守っていきたいです。
これからの2匹との暮らしに期待すること
これからもラッキーとルナが、それぞれのペースで、でもお互いを大切にしながら過ごしていけたら――それがわたしの一番の願いです。
もっと仲良くなって、一緒にお昼寝したり、並んで外を眺めたり。小さな日常の積み重ねの中に、きっとたくさんの“幸せの種”があると思うんです。
わたし自身もふたりの成長に寄り添いながら、家族としての絆を深めていけたらいいなと、心から思っています。
まとめ
ラッキーとルナ、まったく違う性格を持つ2匹の猫たちが、一緒に過ごすようになってからの毎日は、わたしにとって驚きと癒しの連続です。
多頭飼いの大変さももちろんあるけれど、それ以上に「猫同士の絆」「支え合いの優しさ」に気づくことができました。
初めての共同生活はお互いに戸惑いもあったけれど、今では当たり前のように並んでいる2匹の姿が、わたしの毎日をあたたかく彩ってくれています。
これからも、ラッキーとルナ、それぞれの個性を大切にしながら、一緒に成長していけたらと思っています。
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